久坂葉子作品集『幾度目かの最期』(講談社文芸文庫)購入

 丸善津田沼店まで歩いて、久坂葉子作品集『幾度目かの最期』(講談社文芸文庫)と、モーゲンソー『国際政治(上)』(原涁久監訳・岩波文庫)を購入した。より近くの書店には、この二つの文庫の棚のスペースは小さく、経験上ほとんど欲しい本は置かれていない。船橋東武の旭屋でも、講談社文芸文庫は申し訳程度にしか並んでいない。ウォーキングも兼ねて、わざわざ津田沼駅の向こう側まで出向く。Amazonで注文する時は、さしあたってすぐに読みたい本でない場合が多い。さすが丸善では、文庫本はその日に必ず入手できる。ベンチも用意され、変形性膝関節症の身にはありがたい。

 久坂葉子作品集『幾度目かの最期』を求めたのは、3月に座・高円寺1で、金塚悦子作、川口啓史演出、松本紀保主演の『葉子』が上演され、そのチケットを予約しているからである。恥ずかしながら、久坂葉子の作品はまったく未読なのである。あわてて買い求めた次第である。