村上一郎とは、懐かしい

東京新聞』1/25(月)夕刊の「大波小波」欄に、1975(昭和50)年自刃した村上一郎のことが書かれてあった。『飢餓陣営』43号で、特集「戦後思想を読み継ぐ・村上一郎」が組まれているとのこと。さっそく同誌を京都の三月書房に注文した。懐かしい名である。昔村上一郎の個人誌『無名鬼』を全巻定期購読していたので、このひとが金の使い方について厳しいところがあることは知っていた。田中清玄に関しては、かつてブログで取り上げている。
……その村上一郎が残した膨大な数の日記を、在野の研究家佐伯修が遺族の許可を得て読み解いた記録が特集の目玉です。
 田中清玄の金はやはり六〇年安保闘争のリーダーの一人だった島成郎(しげお)を通じて『試行』にも流れ、そのことが日記に記録されているのです。それが村上一郎吉本隆明の間で問題にされたというのです。
 吉本隆明の『試行』にまで田中清玄からの金が流れていたとの話が本当なら驚きです。……
 http://d.hatena.ne.jp/simmel20/20120222/1329896125(「W玄:山本玄峰と田中清玄:2012年2/22」)