らくドルも三十路

 今日の『東京新聞』の「笑う門には福来る」は、らくドル田代沙織さんが登場、月一回の連載の始まりとのこと。愉しみである。三十路となって、「アイドル」を名乗りつづけてよいものかどうか悩んだ由。
……少し悩みましたが、事務所スタッフと話し合った結果、「今は、アイドル界も〝高齢化〟が進んでいるから、もうしばらく『らくドル』でいいだろう」という結論になりました。/確かに、最近は三十代のグラビアアイドルも珍しくありませんからね。それに、落語界は八十代、九十代の師匠が現役で活躍する世界。三十代なんて、超〜若手です。まだまだ「アイドル」で行かせて頂きますよ♪……
 その通り。万葉の世であれば、とっくに三十路(四十路?)を過ぎている女性を「紫のにほへる妹」などと呼称するのは、宴席での冷やかしであろうが、現代においてはまだまだアイドルと呼んで不都合あるまい。
 桂歌春師匠との父子共演の高座を聴いたことがある。応援したい。


⦅写真は、東京台東区下町民家のシャガ(著莪 )の花。小川匡夫氏(全日写連)撮影。コンパクトデジカメ使用。⦆