弁護士の活動領域:そこをなんとか

 http://www.lawyer-mirai.com/index.htm(「ロースクールと法曹の未来を創る会」)
 この会の活動方針の3では、次のことを主張している。その実現可能生について、門外漢にはまったく予測できないが、若い法曹志望者を現実的に支援・鼓舞する環境を整える必要があるだろう。

◎若手弁護士の事務所経営や留学などを励ます体制を整備し、確実な法曹増員をめざす
1.経済団体や労働組合、消費者団体などと協議し、社内弁護士、顧問弁護士、相談員などの枠を数万社単位で開拓し、紹介できる仕組みを作る。
2.法廷外業務、企業法務、自治体法務、各種ADR法務などの高度かつ実践的研修を無料で提供する。
3.留学を援助し、渉外法務への具体的橋渡しをする。
4.専門分野に精通した弁護士を組織し、無料でその知識・経験を利用できる体制を整える。
5.以上の課題に取り組むために、添付(※省略)のような連続講演会を開催する。

 弁護士の仕事のなかの民事通常事件(いわゆる(ワ)号事件)の件数が、地域によっては激減している事実が報告されている。
 http://www.idea-law.jp/sakano/blog/archives/2014/07/03.html(「イデア法律事務所:坂野弁護士ブログ」)
※(ワ)号事件
 http://www.shomin-law.com/saibanyougo2.html(「間違いやすい裁判用語」) 
 9/9(火)法務省発表司法試験合格者数が、昨年までの2000人なのか、1500人まで減らすのか関心がもたれるところである。
 http://kame20140701.blog.fc2.com/blog-entry-6.html(「もの言う若手:社会が求める弁護士の役割」)
 社内弁護士、自治体弁護士職員などの活躍の領域が増しつつあることも確かなようである。
 http://www.nikkei.com/article/DGXNASFP14002_U4A410C1MM0000/?n_cid=TPRN0001
           (「日本経済新聞:社内弁護士1000人超す」)
 http://www.yomiuri.co.jp/job/news/20140809-OYT8T50043.html?from=yartcl_pickup
           (「読売新聞:弁護士職員採用広がる」)
 グローバル化とくにアジア諸国との経済活動の緊密化の動きのなかで、どのように弁護士需要が増えていくのかということも視野に入れておくべきなのだろう。ともあれ志ある若者の情熱と資金をムダに費やさせないよう、行政と関係機関に対し、NHKBSプレミアム放送の連続ドラマのヒロイン弁護士、改世楽子(本仮屋ユイカ)のキメ台詞で言えば、「そこをなんとか」してほしいものである。


 http://www.nhk.or.jp/drama/sokonan/sppage/interviews/motokariya01.html
          (「改世楽子=本仮屋ユイカインタビュー」)
 http://news.nifty.com/cs/entame/showbizddetail/tvfan-20140724-T901076/1.htm
          (「『そこをなんとか2』試写会見」)
 http://www.nhk.or.jp/drama/sokonan2/(「NHKBSプレミアムドラマ『そこをなんとか』」)