六本木・南麻布を歩く

 一昨日5/10(土)は、東京六本木・南麻布の街を歩いた。このところ膝痛治まらず、プロのサッカー選手のように少し無理をしての街歩きとなった。出発時に思ったより歩けそうと油断して、JR津田沼駅の階段を手摺に一度も掴まらず上ったのが甘かった。それでも総歩数7900歩の街歩きをなんとか凌いで帰宅。膝その周辺の痛みが退いていない。インドメタシンの副作用についてはよく認識しているが、やむを得ず昨日からバンテリンの湿布を貼っている。
 南北線六本木一丁目駅を降りて、連絡口から直結の六本木ティーキューブ1Fのフレンチレストラン「Édition」に入店。気鋭の弁護士Y氏のごっつあん企画のランチをいただいた。
 http://www.koji-shimomura.jp/⦅「Édition Koji Shimomura(エディション・コウジ・シモムラ)」⦆
 オーナーシェフの下村浩司さんは、パリで8年間修業をしてきた人で、この店は、2009・2010年版ミュシュランガイド東京で、それぞれ二ツ星を獲得しているとのことである。インテリアもテーブルに置かれる食器類もどれもあるセンスが感じられて、食べる前から感動してしまう。アミューズ・ブーシュからデザートに至るまで申し分のない味であった。オードヴルの、「海水で軽く火を通した牡蠣の冷製 海水と柑橘のジュレ 黒海苔風味」は、このランチで一番の美味しさ。スプーンだけで口に運べる柔らかさであった。ポアソン=Poisson(魚料理)は、「カダイフを纏った的鯛の軽やかなフリット ブロッコリーのクーリとレモンのコンフィチュール」、ブロッコリーが新鮮で食感たしか。ヴィアンドゥ=Viande(肉料理)は、「ベルナール・ロワゾーの哲学に基づいた窒息シャラン鴨のロースト 」。鴨肉が、ブリッジの歯の主にはいささか固かったか。味はむろん文句なし。デザートの「カカオのヴァリエーション (ガナッシュ、ソルベ、カカオウォーター)」およびミニャルディースも小粋で愉しい味わい、満足できた。呑んだのは、シャンパンと白ワイン2杯&赤ワイン。銘柄説明されてもわからず、とにかくほどよく酔えた。驚いたことに、スタッフの一人の人が2年前は、浅草「オマージュ」で働いていたとのこと、話が弾んだことだった。オーナーシェフがわざわざ入口で見送ってくれた、感激。
 http://d.hatena.ne.jp/simmel20/20130609/1370785420(「浅草HOMMAGEへのオマージュ」)




 食後タクシーを捕まえて、六本木ヒルズに行き、52Fの展望台「東京シティビュー」に上った。東京タワーを見下ろす眺望には驚いた。なぜか東京タワーを背後に写真を撮る女性はみな両手で輪を作るようなポーズをしていて、不思議であった。ショップには、草間彌生さんのかぼちゃ模様の小箱(クッキー入り)が積まれていて親しみを感じた。
 http://d.hatena.ne.jp/simmel20/20130619/1371632858(「草間彌生大野智のTシャツ」)
 南麻布まで跛行しつつ歩いてかのたい焼き屋に辿り着くも、40分待ちとのこと、諦めて大江戸線に乗り帰路についた。