晩秋の南青山・西麻布を歩く


 昨日11/17(日)は、晴天の下、南青山・西麻布を散策した。地下鉄表参道駅を出るとすぐのところに、コムデギャルソン(COMME des GARCONS)青山店があり、なぜか大友克洋作『アキラ』の画像のディスプレイ(インスタレーション)が展示されていて、驚いた。街の風景を挑発しているようだった。
 http://hara19.jp/archives/19104(「原宿・表参道.jp」)

 みゆき通りを進むと、根津美術館がある。そこを右に曲がって骨董通りへ歩いた。この通りでの店でかつてイタメシや特製ハンバーグなどを食べた思い出がある。骨董通りを左に六本木通りに向かって直進、フジフィルムの建物がある。左に曲がると、突き当たりに、永平寺別院長谷寺がある。そこの小さな道を右に歩けば、目的のレストラン、L'Efferbescence(レフェルヴェソンス)に辿りつく。瀟洒な入口の数段の階段を上がると入口、下の待合室まで案内してくれた。先客2組あり、手前ではおそらくモデル系の美女がドレスアップした純白のノースリーブ姿で男性と坐っていた。もう1組は、もの知りそうなイケメン系の若い男と相手の女性。こちらは、連れ合いと、例によってごっつあん食事会主催者の気鋭の弁護士Y氏との3人であった。

 さて選んだ当日のランチは、「Une promenade(おでかけ)」コースで、メニューは以下の通り。シャンペン1杯&赤ワイン(ブルゴーニュ)3杯を呑んだ。わからないので銘柄は店の人にまかせた。


 「丸ごと火入れした蕪とモンサンミシェルから来たムール貝のジュ、コールラビ、万願寺唐辛子、ジロール茸、かぼす」の蕪は、評判通り絶品であった。季節的にもいまが一番であろう。「北海道白糠町から頂いた蝦夷(エゾ)鹿ロース肉のロティ」は柔らかくて和牛フィレ肉かと思わせる味わい、堪能した。というよりガツガツ喰らってしまった。使われている食器の一つ一つに贅が凝らされているようで、選択を迫られたナイフの柄はメイプル材でできているとのことであった。デザートも気が利いていて、眼にも楽しく満足のフルコースであった。お土産はパウンドケーキ。
 http://leffervescence.jp/ja/#/concept(「L'ffervescence」)

 食事後、咳の止まらぬ体調不良のY氏と別れ、みゆき通りに戻り、根津美術館に入館した。特別展示の「井戸茶碗」展は大急ぎで閲覧しただけで、ほとんどの時間、紅葉盛んで石仏の多い庭園を散策した。吹いていてもおかしくはない冽々とした風もまったくなく、晩秋の幽寂に十分に浸ることができた。わが家からの往復総歩数は、9836歩であった。



 http://www.nezu-muse.or.jp/(「根津美術館」)
 http://blogs.dion.ne.jp/inthesky/archives/11181241.html(「ミュウのいろいろ日記:L'effervescence」)