九州博多を歩く


 私用があって、12/15(土)〜12/18(火)九州福岡市に旅に出ていて、博多の街を歩いてきた。もっとも那珂川を越えて、福岡城址(城趾)まで足を延ばしたので、福岡の街を歩いたともいえる。福岡と博多との行政上の区画(博多は福岡市博多区)とは別のエリアの区別については、市内を流れる那珂川がいちおうの境界線らしい。それを知ったうえで、すべて博多の街としておく。  
  http://allabout.co.jp/gm/gc/67232/(「福岡と博多」)

 12/15(土)博多駅に着くや、駅ビル=アミュプラザ博多にある「グリル満天星」でビーフカレーをいただいた。麻布十番本店を含めて、この店で食事をするのは初めて、不思議なことである。夜は鹿児島本線都府楼南駅まで出向き用事を果たす。


 12/16(日)は、太宰府天満宮に参詣。参道にある「かさの家」で、梅が枝餅やらぜんざいやらをそれぞれ口にした。
 家族の祝いの儀に参加。神主さんの祝詞の間、肌寒い風が本殿の神前に吹き付けたが、割合早くすんでほっとした。貫地谷しほりさんに似た巫女さんが守り札などを販売していた。予め天満宮社務所裏の会席料理店「古香庵」にて食事していた。「古香」とは梅のことだそうだ。珍しい献立を満喫した。
 夜はホテルのテレビで、コリンチャンスチェルシーのクラブWC決勝戦を観戦。応援したコリンチャンスが勝って感動。 

12/16(月)、博多の街を散策。博多駅前から、住吉神社に参詣し、その北側の楽水園を見物した。博多の豪商の庭園であったそうだ。博多塀に沿って門をくぐると、工事中の騒音。とても茶室で静寂を味わう雰囲気ではなかった。しかしコバノガマズミがまだ紅い実を残していて、そのことが印象的であった。
 
 次に複合商業施設のキャナルシティ博多に到着。中をさーっと通り抜けて、櫛田神社へ。「博多祇園山笠」の飾り山が二つ飾られてあって、面白かった。残念ながらデジカメの電池切れで撮影はケータイのみ。
 
 神社すぐ近くの博多町家ふるさと館で、博多人形の展示をあっさり眺めてから、冷泉公園を経て明治通りに出、博多座にたどり着いた。中村勘九郎出演の歌舞伎および「水戸黄門」公演のポスターが掲示されていた。 


 那珂川を渡り、ホテル西鉄イン福岡13fにあるレストラン「ブロッソ」にて、スペシャルランチ=真鱈のオリーブオイル焼き・トマトとバジルのソースをいただいた。デザートのミニケーキも美味しかった。店の入り口に飾られているたくさんのポインセチアの赤色がまぶしかった。
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 天神駅から地下鉄に乗り赤坂駅へ。福岡城址(城趾)を左に眺めながら大濠公園に向かって歩いた。地方裁判所簡易裁判所家庭裁判所の建物が道の両側に建っている。往時は数多くあったという城の櫓の一つ、潮見の櫓(実際は違うらしい)を見物した。地図で確かめると博多湾は近いのであった。地下鉄利用で帰った。歩数約12000歩の街歩きであった。博多駅前は、イルミネーションに照らされていた。駅構内のお土産物店の棚に、「月さらら」という和菓子が置かれてあって驚いた。宝塚出身女優の月船さららさんを思い浮かべてしまった。 

 夜はホテル地下の海鮮居酒屋で、まぐろ寿司・熊本産馬刺などを肴に、佐賀県麦焼酎黒泉仙をお湯割りで呑んだ。戻って部屋のテレビのチャンネルをいい加減にまわしていると、なんと「BS日本・こころの歌」を放送していて感激。


 12/18(火)は、中洲川端乗り換えで箱崎線に乗り、筥崎宮前下車、筥崎宮に参詣。祭る三神のうち応神天皇八幡大神)は、蒙古襲来以来勝運・厄除の神として崇められてきたとのことで、境内に奉納された大きな絵馬は、福岡ソフトバンクアビスパ福岡のものであった。
 新幹線の時間まで、駅東口から出て福岡合同庁舎のあたりまでぶらついてみた。よい印象を残して帰路についた。
⦅写真(解像度20%)は、東京台東区下町民家の 冬薔薇(ふゆそうび)。小川匡夫氏(全日写連)撮影。⦆