小倉紀蔵（きぞう）京都大学教授の『韓国は一個の哲学である』（講談社）は、韓国の社会と文化を考える上で大いに参考になる。表層の現象をもっともらしく解説する類いの本ではなく、根本にある哲学・思想を考察している。著者の小倉氏は、東京大学独文科卒…

北原白秋作詞・信時潔作曲カンタータ（交声曲）『海道東征』演奏会が、天皇陛下御即位三十年奉祝公演として演奏されるとのこと。曲じたいはぜひ聴きたかったのでチケットを遅ればせながら求めたが、３階席の最後尾までS席として販売されていてパスした。戦後…

www.asahi.com 天使という存在について、あまり確たるイメージが湧かないが、天使ダミエルが、ブランコ乗りの美女マリオンと一緒になるために（死すべき）人間になって、外の風景がモノクロからカラー画面に切り替わるところは、上映プログラム誌上の今福龍…

アメリカのビジネススクールでの研鑽を嚆矢とするらしい「セルフアウェアネス（Self Awareness）」は、脳神経科学の成果を踏まえ、細かい訓練法が用意されているとしても、つまりは孫子の「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」の姿勢を求めているのであろう…

rimbaud.kuniomonji.com 墓の契約を完了。両岸に桜並木がある海老川川畔の船橋中央メモリアルパークの一区画。石材に国産の深山ふぶきを使った洋型墓石で、家紋はシンプルに一箇所のみのデザインで注文。秋の彼岸に建立して、納骨は一周忌近くの日としてまと…

3/22（金）台東区東上野のT会館にて老母の葬儀が催された。3/13（水）介護付老人ホームで倒れ、3/14未明T大学病院でその骨折の治療中急性心不全で逝去。3/5（火）が104歳の誕生日で、老人ホームで祝っていただいたとのことである。「死にたいのに、なかなか…

ASIAN TAIPEIがゴールデンウィーク前後に移転リニューアルすることに決定いたしました。また、詳細が決まりましたらこちらでご報告させていただきます。現在の店舗では、明後日20日までの営業となります。残り2日間、ASIAN TAIPEIをどうぞよろしくお願い申し…

庭の椿が咲き始めている。品種は京唐子で、同じ株から濃いピンク色の花も咲くのが面白い。3/18(月)〜3/24（日）が今年のお彼岸なので、花屋で仏花を買い玄関に飾り、庭の京唐子を連れ合いの仏前に供えた。

温州みかんが終わると、はっさくそして伊予柑が出回る。はっさくは食べやすく適度な酸っぱ味も好きだが、水気のまったくない物を購入してしまう場合もあり、選びようがない。今年買ったものはどれも瑞々しかった。伊予柑は美味しいのだが、水っぽくて食べに…

natalie.mu スゴ腕のアニメーター、「マコ」＝大沢麻子を貫地谷しほりが演じるとのこと。姉の広瀬アリスは知っているが、広瀬すずをドラマで観るのは初めて。貫地谷しほりが『ちりとてちん』以来の朝ドラ登場で、これは期待できそう、愉しみ。

隣家の白木蓮（白蓮）が開花した。一昨年ご主人は亡くなっていても、花は変わらずに咲く。あたり前であるが、不思議でもある。

何てミステリアス。「切り裂きジャック」は世界的に有名な未解決事件。その犯人を現代ゲノム解読技術を使い、130年ぶりに特定したという論文が発表に。殺人死体そばにあったシルクショールに染み込むDNAを解析。犯人は理髪師コスミンスキーと断定か。長い年…

予約注文してしてあったCD『黛敏郎電子音楽作品集」が届いた。黛敏郎作曲・編集によるテープ音楽、電子音楽と、その素材となった鐘の音が収録されているCD。鐘の音は、京都の寺院では、知恩院、黑谷光明寺、妙心寺など好きな寺のものが選ばれていて聴くのが…

大相撲3月場所も本日で７日目終了。埼玉栄高校出身幕内力士の星取表は、（日本相撲協会HPによれば）以下の通り。 大関：豪栄道 ６勝１敗 関脇：貴景勝 ５勝２敗 小結：北勝富士 ２勝５敗 前頭２：妙義龍 ３勝４敗 前頭２：大栄翔 ３勝４敗 北勝富士、妙義龍…

kyodonewsprwire.jp 森山大道（ひろみち）の写真集は、２冊所蔵している。新宿を舞台に東京の底に土俗的で猥雑なものをぼかした画像で追っているのは、『にっぽん劇場写真帖』（室町書房、1968年７月初版）。『写真よさようなら』（写真評論社、1972年４月初…

www.kyoto-np.co.jp toyokeizai.net どう混雑が緩和されようと、あまり京都を旅する意欲が湧いてこないこの頃である。 秋元松代の戯曲『常陸坊海尊』（河出書房新社）の終幕（第三幕）に出てくる観光客の一群を思い起こした。なおこの舞台は、1968年11月俳優…

6月の二期会公演（東京文化会館大ホール）のチケットをネット予約して、チケットぴあ引き取りとしたところ、いつからそうなったのか、パルコ津田沼店にも船橋駅近くにもぴあの店舗はなくなっていて、千葉県ではたった２ヶ所のみと判明。驚いた。東京まで出る…

毎年秋恒例の、銀座博品館ホールでのリサイタルは、このところ連れ合いの介護のため聴けなかった。大田区東急線大岡山駅下車グッドストックトーキョーにて春のライブが催されるとのこと。千葉県船橋からはいささか遠方であるが、マチネーでもあるのでひさし…

庭の鉢植えの春咲きクリスマスローズ（レンテンローズ）が開花した。連れ合いがだいじに育ててきた鉢植えの一つで、枯れないよう寒い冬のあいだも慎重に水遣りをしたので嬉しい限り。地植えのクリスマスローズが咲くのはまだこれから。写真は、不慣れなスマ…

news.livedoor.com 鹿島茂氏の『怪帝ナポレオンⅢ世』（講談社）に、1846年5月25日に決行された、幽閉されていたアム要塞からの脱出行動について面白い記述がある。1836年10月ストラスブールでの蜂起失敗に続いて、1840年8月ブローニュでの蜂起を企て、ルイ＝…

3/5（火）ヒューマントラストシネマ有楽町で、NTLive『ヴァージニア・ウルフなんかこわくない』を観た。休憩含めて3時間35分の長丁場、映画であるから長尺か、終わっても、世界レベルの本物の役者の実力あってのことだが、まったく長かったとは感じさせない…

『ルソー 透明と障害』など幅広い文学論、芸術論で知られるジャン・スタロバンスキー逝去。98歳。20世紀欧州を代表する知性のひとりだった。 https://t.co/piaZci6nUY — Hemmi Tatsuo (@camomille0206) March 6, 2019 昔岩波市民講座で、社会学者作田啓一氏…

news.livedoor.com 松本莉緒出演の舞台、劇団花組芝居公演、加納幸和演出、泉鏡花原作『夜叉ヶ池』を、昔（2003年3/31）シェイクスピア劇中心のそれまでとは経営形態が変わった、東京グローブ座で観ている。百合の役。百合が舞台席通路まで歩いてくる場面が…

www.youtube.com 昔「役者はCMなんぞで稼いではいけない」と言って、テレビCMの出演を断ったのは、たしか大島渚組の名優佐藤慶だったかと記憶するが、自信はない。とはいえ、木村多江がアルゼンチンタンゴを踊る、ファミチキのCMはすてきである。アルゼンチ…

www.asahi.com www.youtube.com 個人的には「月影のナポリ」の歌手として記憶されている。ご冥福を祈りたい。

昨日は、有楽町への観劇の途中郵便局に寄り、船橋税務署宛確定申告書を郵送、安堵した。公的年金受給の身であれば、確定申告の手続きは本来不要であるが、昨年夏、昔父の遺品として譲り受けた純金メダル３枚１組を、D質店に持参したところ、正真正銘純金との…

中国国家話劇院の来日公演、王暁鷹演出の『リチャード三世（理査三世）』4/6（土）のマチネー公演のチケットを購入した。シェイクスピア作品と中国の伝統演劇との融合と角逐がどういう舞台を創造するのか、蜷川幸雄演出のシェイクスピア作品とも比較できて、…

www.ntlive.jp NTLive『ヴァージニア・ウルフなんかこわくない』（ヒューマントラストシネマ有楽町で上映）の3/5（火）の指定席を予約確保している。エドワード・オールビーのこの傑作は、昔（1964年11月）、鳴海四郎訳、松浦竹夫の演出で、木村功（ジョージ…