2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

横綱千代の富士の土俵入り

九重親方死去 元横綱千代の富士、61歳:朝日新聞デジタルはてなブックマーク - 九重親方死去 元横綱千代の富士、61歳:朝日新聞デジタル

蝸牛忌(2016年):『有福詩人』の記録

幸田露伴の数少ない戯曲作品のなかでは、『有福詩人』の舞台を、1964年六本木の俳優座劇場にて観劇している。千田是也演出で、劇団俳優座創立20周年の記念公演の一環であった。記録しておきたい。

鳥越の神輿、鳥越という神輿

この元浅草3丁目に、亡くなった永六輔さんの実家浄土真宗系の寺院最尊寺がある。わが実家の町(松が谷1丁目)と同じく、鳥越神社の氏子地域にある。鳥越神社の神輿は、重量では日本一といわれる大神輿である。もとより非力な身で、担いだことはないが、渡…

栗田勇のル・コルビュジェ頌

国立西洋美術館が世界遺産へ。一括登録される「ル・コルビュジエの建築作品」とは?【画像集】はてなブックマーク - 国立西洋美術館が世界遺産へ。一括登録される「ル・コルビュジエの建築作品」とは?【画像集】 詩人栗田勇氏は、多くの建築論を書いている…

野村万之丞襲名を寿ぐ、もしくは仮面について

野村虎之介さん、六世野村万之丞襲名へ:朝日新聞デジタルはてなブックマーク - 野村虎之介さん、六世野村万之丞襲名へ:朝日新聞デジタル 亡き五世野村万之丞師の狂言の舞台は、かつて観世能楽堂にて、「釣狐」「蝸牛」「悪太郎」「文蔵」「千切木」「金岡…

映画で知ったシチリアマフィア

www.afpbb.com シチリアのマフィアについては、アメリカを舞台にした映画はあまり観ていない。シチリア島での物語では、エリオ・ペトリ監督『悪い奴ほど手が白い』と、マーティン・リット監督『暗殺(THE BROTHERHOOD)』の二つが印象的であった。『悪い奴ほ…

現代劇『東海道四谷怪談』の舞台

昨日7/26は、1825(文政8)年7月26日(新暦9月8日)に江戸中村座において、大南北作『東海道四谷怪談』が初演されたことに因み、「幽霊の日」とされているらしい。現代劇の『東海道四谷怪談』の舞台は、二つ観ている。一つは、1978年12月東横劇場にて、文…

吉行淳之介命日

吉行淳之介が亡くなって(1994年7/26逝去)から、もう22年になる。この作家の長篇小説単行本は古本屋に売ってしまっているが、創作の技法で学ぶことあった短篇小説の全集(新潮社)と、直筆署名入り限定288冊の二重函収納美装本『童謡』(出帆社発行・路書房…

室生犀星朗読『鐵(くろがね)集』から

室生犀星が読む「鐵集」、垣間見えた素直さ 江國香織:朝日新聞デジタルはてなブックマーク - 室生犀星が読む「鐵集」、垣間見えた素直さ 江國香織:朝日新聞デジタル http://d.hatena.ne.jp/simmel20/20110502/1304302096(「ぶらんこについて:2011年5/2」…

花と葡萄

来客あり、土産にシャインマスカットをいただいた。調べると、「安芸津21号」と「白南」の交配種で、「安芸津21号」は、「スチューベン」×「マスカット・オブ・アレキサンドリア」の交配種、「白南」は、「カッタ・クルガン」×「甲斐路」の交配種とのこと。 …

瓢簞の季節

ヒョウタン鈴なり、見頃は8月上旬まで 名古屋・天白区:朝日新聞デジタルはてなブックマーク - ヒョウタン鈴なり、見頃は8月上旬まで 名古屋・天白区:朝日新聞デジタル http://d.hatena.ne.jp/simmel20/20120625/1340616353(「瓢簞ころころ:2012年6/25…

トルコはだいじょうぶか?

https://newspicks.com/news/1674101/body/(「教育省職員1万5000人解任=情報機関員らも−「ギュレン運動」に関係か・トルコ」) この記事に、イスラーム研究者の池内恵(さとし)氏が、「トルコ、もう駄目だね」とコメントしている。クーデター失敗に…

郡上一揆と郡上おどり

「東京新聞」広告 小林ひろし作『郡上の立百姓』は、昔(1966年)東京朝日ホールでの民藝公演(早川昭二演出)を観劇している。舞台で「だちかん」という台詞が飛びかい、このことばだけよく記憶している。史実の郡上一揆を題材にした演劇である。郡上一揆と…

消去法で、小池百合子候補に一票が正解か

(耕論)瀬戸際のリベラル 浅羽通明さん、五野井郁夫さん:朝日新聞デジタルはてなブックマーク - (耕論)瀬戸際のリベラル 浅羽通明さん、五野井郁夫さん:朝日新聞デジタル 「知りません」を連発… 鳥越俊太郎氏の特異な発言に注目集まる - ライブドアニュ…

春日井建の歌と愛

(『東京新聞』7/16夕刊「大波小波」) 春日井建の歌と愛については、わがブログで、永田和宏『現代秀歌』(岩波新書)の紹介をしたところで若干ではあるが触れている。その記事のみ再録したい。 ◆ 個々の作品では、まず第1章「恋・愛」の春日井建の歌と解説…

本とパンを買う

JR津田沼駅の習志野市側に出向いて、本とパンを購入した。本は、日本史史料研究会監修・呉座勇一国際日本文化研究センター客員准教授編『南朝研究の最前線』(洋泉社・歴史新書)で、丸善津田沼店で求めた。新書本とはいえ、学術的にこのレベルの書籍を即入…

カラヤン忌

本日7/16は、「カラヤン忌」(1989年7/16逝去)。6/13(月)のわがブログで、ヘルベルト・フォン・カラヤンの来日指揮演奏について、1979年10/22(月)、東京普門館ホールにてのベルリン・フィルハーモニー管弦楽団&ウィーン楽友協会合唱団演奏、ハイドン作…

春野寿美礼さん、ご出産おめでとう

「SANSPO.COM」7/14によれば、「元宝塚花組トップスターで女優、春野寿美礼(43 )が13日、双子の女児を出産した。関係者によると、午後1時42分と43分に相次いで生まれ、母子ともに健康という」。オサ=春野寿美礼の舞台は、2回観ていて、親近感がある。20…

「深沢幸雄—銅版画の魅力」展鑑賞

昨日7/12(火)は、千葉県佐倉市の佐倉市立美術館で7/18(月)まで開催中の収蔵作品展「深沢幸雄—銅版画の魅力」を観てきた。ここの美術館を訪問したのは、1997(平成9)年、生誕100年記念「ポール・デルボー展」以来である。美術館を会場にした深沢幸雄展と…

モスラとザ・ピーナッツ

モスラとザ・ピーナッツについては、かつてブログで記載している。触れているところを再録したい。 ◆そもそもモスラは、作家の中村真一郎・福永武彦・堀田善衛らが創作したものである。関沢新一作シナリオ付きの『発光妖精とモスラ』(筑摩書房)のあとがき…

アメリカ芙蓉開花

庭のアメリカ芙蓉が、この季節を待っていたように、大輪の花をまず一輪咲かせた。気怠さのなかに力強さをもった花の咲き方だ。 「ザ・ピーナッツ」伊藤ユミさん 5月18日に亡くなっていたはてなブックマーク - 「ザ・ピーナッツ」伊藤ユミさん 5月18日…

健診・検診の一年 

昨日は、近くの眼科医院で、定期的な眼圧検査・視野検査・眼底検査を受診。白内障の進行は、昨年までと同じ段階にて治療はまだよいとのこと。緑内障については、強度近視なので罹患しやすく要注意の身であるが、いまのところは進行を食い止める薬剤の使用な…

ローラン・プティ没後5年

本日は、フランス人振付家ローラン・プティ(Roland Petit)が亡くなって(2011年7/10没)5年目にあたる命日。 http://d.hatena.ne.jp/simmel20/20110711/1310386659(「ピンク・フロイド・バレエ:2011年7/11」)

〈誤配〉の可能性もあろうが

ぼくは民進党に入れる(東浩紀)|ポリタス 参院選・都知事選 2016――何のために投票するのかはてなブックマーク - ぼくは民進党に入れる(東浩紀)|ポリタス 参院選・都知事選 2016――何のために投票するのか 参議院議員選挙での用意された選択肢のあまりの…

NHK・BSプレミアム「ウルトラセブン伝説」視聴

昨日7/6(水)午後9:00〜、『アナザーストーリーズ運命の分岐点』シリーズの一環「ウルトラセブン伝説・傷だらけのヒーロー」を視聴した。ナビゲーターの女優真木よう子さんは、アンヌ=ひし美ゆり子さんのようなかすれ声がミックスされていて、進行役として…

文藝同人誌『文学街』322・323合併号を読む

1957年創刊の老舗文藝同人誌『文学街』(森啓夫主宰)322・323合併号を読んだ。同誌収録のある小説を読みたかったので問い合わせたところ、HP担当の方から思いもかけず贈呈された次第。感謝。目的の小説は、描写よりも(会話の文も含めて)説明に偏った筆の…

知事と議会解散権

小池百合子氏の爆弾発言、都議会「冒頭解散」の真意は?そんなことって実際に可能なの?? | 東京都議会議員 おときた駿 公式サイトはてなブックマーク - 小池百合子氏の爆弾発言、都議会「冒頭解散」の真意は?そんなことって実際に可能なの?? | 東京都議…

同人雑誌の現況ー『文藝年鑑』2016から

6/30(木)発行の『文藝年鑑』2016、「概観二〇一五年」の「文学二〇一五」では、最初に、文藝評論家伊藤氏貴氏の「同人雑誌」概観がある。伊藤氏は、『文学が行きすぎた「個」の蛸壺で窒息死しないようにするためには、「同人」というありかたが今後ともつ…

速球投手の変化球

「覇道、邪道の相撲」 野田前首相、白鵬関に謝罪文:朝日新聞デジタルはてなブックマーク - 「覇道、邪道の相撲」 野田前首相、白鵬関に謝罪文:朝日新聞デジタル ストレート勝負ばかりで〈遊び〉のなかった投手が、めずらしく変化球なんぞ投げると、打者に…

扉について:キアロスタミ監督『友だちのうちはどこ?』

かつてアッバス・キアロスタミ監督の映画作品をエッセイ(「扉について」)にとりあげたことがある。再録しておきたい。 ◆イランのアッバス・キアロスタミ監督の『友だちのうちはどこ?』は、迷路に迷う少年の不安を描いて秀逸であるが、扉をめぐる物語とし…