2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧

志の持続

「継続は力なり」は、英語では、“Continuity is the father of success”となるらしい。なるほど。 作家秦恒平氏の個人本『湖の本』の128号が完成したそうである。驚嘆。氏は、ブログで書いている。 ……わたしの小説や志向・傾向が、とうてい現下の文壇や文藝…

甘利てなどか……

浅茅生の小野の篠原しのぶれど甘利てなどか票の恋しき 衆議等 ところで野党民主党にも、見識のある政治家が存在するようである。安心した。 http://blog.goo.ne.jp/nagashima21 (「長島昭久WeBlog『翔ぶが如く』:週末に頭を冷やして甘利大臣辞任を考える」…

『飢餓陣営(KIGA zinei)』43号を読む

佐藤幹夫個人編集『飢餓陣営(KIGA zinei)』43号は、「戦後思想を読み継ぐー村上一郎」の特集があるとのことで、注文入手、さっそく「桶谷秀昭氏を囲んでー回想・村上一郎との三〇年」と、神山睦美氏の「アイロニーとしての村上一郎」の2編を読んだ。村上…

『蜜のあはれ』の映画化

蜜のあわれ@ぴあ映画生活はてなブックマーク - 蜜のあわれ@ぴあ映画生活 二階堂ふみ、念願の“金魚役”「感覚的に演じた」 | ORICON STYLEはてなブックマーク - 二階堂ふみ、念願の“金魚役”「感覚的に演じた」 | ORICON STYLE 二階堂ふみと石井岳龍、「蜜の…

久坂葉子作品集『幾度目かの最期』(講談社文芸文庫)購入

丸善津田沼店まで歩いて、久坂葉子作品集『幾度目かの最期』(講談社文芸文庫)と、モーゲンソー『国際政治(上)』(原涁久監訳・岩波文庫)を購入した。より近くの書店には、この二つの文庫の棚のスペースは小さく、経験上ほとんど欲しい本は置かれていな…

村上一郎とは、懐かしい

『東京新聞』1/25(月)夕刊の「大波小波」欄に、1975(昭和50)年自刃した村上一郎のことが書かれてあった。『飢餓陣営』43号で、特集「戦後思想を読み継ぐ・村上一郎」が組まれているとのこと。さっそく同誌を京都の三月書房に注文した。懐かしい名である…

『罪と罰』のママレード親爺と『もう半分』の棒手振りの爺さん

『清水正・ドストエフスキー論全集2』(D文学研究会刊)に、ドストエフスキーの『罪と罰』の、居酒屋でラスコーリニコフに話しかける酔漢マルメラードフと、落語『もう半分』の野菜を売る棒手振りの爺さんの人生を比較対照した論考「テキストの解読と再構築…

葉山修平近刊『からかさ草紙』(龍書房)

葉山修平氏より近刊『からかさ草紙』(龍書房)の恵贈にあずかった。「傘(からかさ)の骨はばらばら紙や…」の江戸小唄の一節が巻頭に置かれている。傘寿を過ぎても、この作者(の分身と思しき主人公)の〈傘〉はまだまだ骨組みはしっかり(し過ぎ)していて…

柏屋の薄皮饅頭届く

近くで入手できず、どうしても食べたくなり、けっこう高い送料を払ってもと、柏屋オンラインショップで薄皮饅頭(こしあん)を購入。本日届いた。期待どおりの食感と素朴な味で満足した。新あずき使用の薄皮饅頭で、饅頭では昔子供のころ頬張った田舎饅頭と…

伊藤隆『大政翼賛会への道』(講談社学術文庫)を読む

伊藤隆氏の『大政翼賛会への道:近衛新体制』(講談社学術文庫)読了。大正中期から昭和初期を経て、昭和15(1940)年を中心に展開された近衛新体制運動に至る近代日本政治史についての実証的考察である。昭和15年10月12日、大政翼賛会の発会式が首相官邸大…

ドストエフスキー『罪と罰』刊行150周年

本日の『東京新聞』夕刊「大波小波」欄によれば、「今年は、『罪と罰』刊行から百五十年。国際ドストエフスキー学会が六月にスペインのグラナダで記念シンポジウムを開催する。この名作、日本では明治期に内田魯庵が英訳から重訳したのに始まり、十一の訳が…

永遠のシルヴィ・ギエム

(「東京新聞」2016年1/16) いよいよシルヴィ・ギエムの生の舞台はもう観られなくなったのか。この稀有なダンサー(バレリーナ)の表現の現場に立ち会えたことを喜びたい。 http://d.hatena.ne.jp/simmel20/20140816/1408154876(「シルヴィ・ギエム引退:2…

平幹二朗の『王女メディア』観劇

一昨日1/14(木)は、新宿百人町の東京グローブ座に赴き、平幹二朗主演の『王女メディア』を観劇した。JR新大久保駅から東京グローブ座に出向くのはひさしぶりのこと。いまは昔のシェイクスピア劇上演の芝居小屋ではなく、かのジャニーズ事務所傘下のリフォ…

17歳のキムタクを観ている

「SMAPは出て行け!」ジャニーズ派閥問題でメリー喜多川が飯島マネを公開説教|LITERA/リテラ 本と雑誌の知を再発見はてなブックマーク - 「SMAPは出て行け!」ジャニーズ派閥問題でメリー喜多川が飯島マネを公開説教|LITERA/リテラ 本と雑誌の知を再発見…

『ナイル殺人事件』とジェーン・バーキン

昨日1/12(火)、NHK・BSプレミアムで、アガサ・クリスティー没後40年企画ということで、前日の『オリエント急行殺人事件』に続いてジョン・ギラーミン(John Guillermin)監督、アンソニー・シェファー(Anthony Sheffer)脚本『ナイル殺人事件(DEATH on t…

ひし美ゆり子さまのブログとお店

ブログ開設10周年! - あれから50年・・アンヌのひとりごとはてなブックマーク - ブログ開設10周年! - あれから50年・・アンヌのひとりごと さよならアジアンタイペイ|牧野美千子 築地ピンク女将日記はてなブックマーク - さよならアジアンタイペイ|牧…

亀戸天神社に初詣:イタリア食堂トルッキオ

昨日1/8(金)は、東京都江東区の亀戸天神社に初詣。参拝の後、すぐ近くにある船橋屋でくず餅を購入。例年のことである。 http://hitosara.com/0006036189/(「イタリア食堂トルッキオ」) http://hitosara.com/0005003658/(「実山シェフの師匠、パスタの天…

生イクラか、生筋子か

吉高由里子 スーパーで生筋子見つけ女子3人でキャッキャッ - BIGLOBEニュースはてなブックマーク - 吉高由里子 スーパーで生筋子見つけ女子3人でキャッキャッ - BIGLOBEニュース 女優の吉高由里子さんが料理の達人とは驚いた。ここで話題の生筋子と生イクラ…

LP『ル・マルトー・サン・メートル』は、昔よく聴いた

spice.eplus.jp ピエール・ブーレーズ(Pierre Boulez)の作品では唯一、作曲・指揮の『ル・マルトー・サン・メートル(Le Marteau Sams Maitre:打ち手のない槌)』を昔よく聴いたものである。LP解説(秋山邦晴)にあるように、ふしぎにも「あれほど鉱物質…

美術評論家ヨシダ・ヨシエ

(「東京新聞」2016年1/5) ヨシダ・ヨシエさん死去 美術評論家・詩人:朝日新聞デジタルはてなブックマーク - ヨシダ・ヨシエさん死去 美術評論家・詩人:朝日新聞デジタル 美術評論家ヨシダ・ヨシエ氏には、いつのことだったか高橋甲子男画伯の個展でお会…

ピーターパンのパン

そろそろトーストパンではなく、調理パンが恋しくなり、本日から通常営業開始のピーターパン(PEATERPAN)奏の杜店(千葉県習志野市)に行った。JR津田沼駅を跨いで徒歩25分ほどのところにあるので、有酸素運動としては理想的なショッピングの場所である。店…

luxuryでluckyな大晦(おおつごもり)

2015年の大晦は、贅沢な一日を過ごせた。入手困難らしいチケットをなんとか購入し乃木坂46のライブをすでに2回も聴きに行っている客人が、一宿一飯の義理で持参した松阪牛のロース&もものすき焼き用肉で、夕方はすき焼き鍋を楽しんだ。松阪牛については、た…

呉座勇一『一揆の原理』を読む

年末から読んでいた、呉座勇一国際日本文化研究センター客員准教授の『一揆の原理』(ちくま学芸文庫)を読了。『戦争の日本中世史』(新潮選書)に続いて呉座氏の著作を読むのは2冊目で、これも知的刺激に富み面白かった。 http://simmel20.hatenablog.com…