2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

文学としての小説

本日の「東京新聞」夕刊の「文芸時評」で、担当の沼野充義氏が書いている。 『「ポストモダン」という言葉はよく耳にするが、ポストモダン文学とは何なのか、となると誰にもよくわからない。ところが、先日ある作家に「何も書くことがなくなっちゃったってこ…

韓国のこと

昨日のアジアカップ準決勝「日本vs.韓国」戦は、PK戦までもつれて結局日本の勝利、感動的決着であった。両軍選手およびサポーターの対応・表情など、テレビで観る限りでは、かつての悲愴感のようなものや、むき出しの敵愾心のようなものは薄らいでいて、好い…

南青山を歩く

3月に長男の結婚式がある。モーニングコートの式場レンタル料金が3万はするとのことなので、昨12月に弁護士になったばかりの次男のことも考えると、購入してもそれほどの損失にもなるまいということで、買うことにした。昨日1/18(火)、表参道駅下車東京…

日本人は集団主義か?

一昨日はひさしぶりに「日本経済新聞」1/17号を駅売店で購入した。お目当ての記事は、「経済教室」の、大竹文雄大阪大学教授の「個人主義と経済の関係は?」と題された論考。面白い。 日本人は集団主義的であるとの漱石以来の議論およびそれへの反論を紹介し…

柳橋・亀戸を歩く

関節人形展を開催中と勘違い(実際は1/14〜)して、東京浅草橋下車で柳橋にある「ルーサイトギャラリー(Lucite gallery)」ヘ行ってしまった。しかも覚えているはずの場所がわからず、浅草橋交番で尋ねるも、ギャラリーの名称を「パラボリカ」などと、主催…

志と生活

イタリアから、旅の贈りものとして空輸で届いたアリオネ社のDOCG(格付け)ワインBAROLO(赤)などと、久保田の千寿を味わっているうちに、はや1月半ばも近くなってしまった。 昨年亡くなった黒岩比佐子さんの『パンとペン』(講談社)をようやく完読。400…