下町の居酒屋とジャズスナック探訪

 昨日12/9(水)は、知己のS氏と御徒町の居酒屋「きみひら」で呑み、電車で移動し、日暮里のジャズスナック「CHARMANT(シャルマン)」で、モダンジャズの名演奏を懐かしいLP盤で堪能した。すてきな極月の夜を過ごすことができた。歩数計によれば、計7000歩の外出であった。



 S氏と御徒町駅南口改札で待ち合わせ、仲一通り公徳堂ビル1Fの「きみひら」はすぐに見つかる。5時開店と同時の入店なので、まだ客はいない。一番隅の席に案内され、まず生ビールをいただく。「おいロキソニンの宣伝ポスターがあるぞ」とS氏。ここで、タネ明かし。この店は、知る人ぞ知る女優貫地谷しほりの母君(貫地谷りかママ)の切り盛りする居酒屋なのだ。カウンター奥に立っていた美人の女将を見て、すぐに母君とわかった。S氏も、映画『スウィングガールズ』で、貫地谷しほりのファンとなっているとのことで、感動した風であった。母君=女将さんに、貫地谷しほりさんの帝劇でのユーミンとの共演の舞台について触れると、昔からユーミンファンの女将さんは喜んでくれた。見上げれば、ユーミンの色紙も飾ってあった。アメリカを何度も旅しジャズに造詣の深いS氏は、いっぽうでスピッツユーミン荒井由実)の音楽のファンでもあるそうで、舌も滑らかであった。お通しから注文した料理までどれも美味しく、焼酎のお替わりも楽しい。客が満杯になるほど入ってきて、店を出た。女将さん、外で見送ってくれた。感激。LaLaTVは入っていないので、今度の貫地谷しほりさん出演のドラマは観られません、というと、「私も、最近このドラマのこと知ったんですよ」とのご返事。可愛らしく、かつ気さくな母君であった。
 http://simmel20.hatenablog.com/entry/20150604/1433403816(「TBS火曜連続ドラマ『マザー・ゲーム〜彼女たちの階級〜』は面白い:2015年6/4」)
 http://simmel20.hatenablog.com/entry//20121016/1350372372(「ユーミン貫地谷しほり:2012年10/16」)
 http://simmel20.hatenablog.com/entry/20120603/1338713582(「貫地谷しほり宮沢賢治作品を朗読:2012年6/3」)
 https://www.youtube.com/watch?v=ZDhLJeU455w
 日暮里の「CHARMANT」に移動。赤い急な階段を上がって、店内に入れば、客はまだ来ていなかった。初代マスターが今年亡くなって、2代目が立っていた。スコッチの水割りを注文し、さっそく、今年逝去のフィル・ウッズオーネット・コールマンのそれぞれヨーロッパでの演奏をリクエスト。その後マスターが、「歌もいいのでは」と言って、女性ボーカル&ピアニストIrene Kral(アイリーン・クラール)の「Where Is Love」を流した。
 https://www.youtube.com/watch?v=8huj-qEvLQ0
 http://osnogfloyd.cocolog-nifty.com/blog/2015/02/irene-kralwhere.html
  (『今にしても心に響くアルバム〜アイリーン・クラールIrene Kral「where is love?」』)
 オーネット・コールマンの曲の途中で、二人の中年の客が入店。エリック・ドルフィーの「Eric Dolphy in Europe, Vol. 2 」をかけてもらっていた。はじめて聴く音だが、快く感じられる。S氏に訊くと、「はじめて聴いてハマる人が多い」ジャズとのこと。
 さらに若い3人の客が入ってきたところで、退出。別れ際に、現マスターから名刺を頂き、なんと昼間は千葉県花見川市の歯科医院で歯科医をしていると知って、「びっくりぽん」であった。
(ブログ公開了解済み)
 http://www13.plala.or.jp/JAZZ-CHARMANT/(「CHARMANT」)






⦅写真は、東京台東区下町民家のシャコバサボテン。小川匡夫氏(全日写連)撮影。コンパクトデジカメ使用。⦆